グレイルクエスト ガチプレイ日記

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zoom RSS 第3巻 エピローグ − サー・ピップ誕生!

<<   作成日時 : 2017/07/22 07:45   >>

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黒騎士は受けた傷を押さえながら、がっくりと床にくずおれた。

「ううう・・・ピップ」

激しくあえいで、聞くにたえぬ愚弄の言葉をきれぎれに吐き出す。

「きさまが強いのではない、単に運がよかっただけだ・・・

クソ度胸は認めるがな・・・いつか必ず手ひどいヘマをやらかすぞ・・・

ううう・・・思いあがるな、このろくでなしめ!」

そう言うと、魔界の門を開けて国中を騒がせた黒騎士は

あっけなく絶命した。

黒騎士の部屋を調べると、秘密の扉が見つかり、その先には

らせん階段が果てしなく上へ上へと伸びている。

ぐるぐる、ぐるぐる、ぐるぐる、ぐるぐる、上がっていくと、

ぼんやり明るい場所へ出た。

荒れ果てた大地の100メートルほど先に門を発見する。

今度は謎の妖怪変化に邪魔されることもなく

(そもそも、あの妖怪変化とは何者だったのか?)

今度こそ、しっかりと扉を閉めると老婆怪物の箱に入っていた鍵をさしこみ、

ガシャリとたしかな音をたてて錠がかかる。

目的を果たしたピップは踵を返すと、一路キャメロットへ帰還する道を

求めて歩きはじめた。そう、栄えある『ピップの凱旋』へと・・・・・・

* * *

ここは魔術師マーリンの隠れ家。マーリンとピップは、

アーサー王の国会中継もとい円卓会議の模様を

テレビならぬ光る水晶玉で眺めていた。

「ピップにサーの称号を!」騎士たちが興奮気味にピップを口々に讃える。

「これまでの立派な勲功を考えると、”サー・ピップ”という響きは

まことにふさわしい・・・あの者に騎士の爵位を授けよう」

己のなした功績の大きさを半ば他人事のようにテレビで眺めるピップ君。

マーリンはマーリンで、ピップ(今は亡き2世だが)がかつて使った

人工アリクイに詰まった大きなアリをつまみ出しながら、事も無げに言う。

「ピップよ、いや、いまやサー・ピップと呼ぶべきかな・・・・・・

ま、騎士の爵位については、一応おめでとうといっておこう」


「どうも、そのう、おかげさまで・・・」

マーリンが珍しくピップを褒めるもんだから、ピップも照れ臭く口ごもるしかない

「だが、さしてうれしくもなかろう。騎士の称号なぞ、おまえの時代ではカビ臭いシロモノ、

町内バカ歩きコンテストの審査員特別賞にもおよぶまい」


町内バカ歩きコンテストって何?

まあ、中世育ちのマーリンが想像力を働かせて、

こちらの時代を推し量っての発言ってことだろう

自身の恩給も増額されて上機嫌ではある。

しかし、一枚の羊皮紙を取り出し神妙な顔で続ける。

「占星術によれば、また近いうちに新たな冒険へ

旅立ってもらうやもしれん。」


ほらきた、ピップの冒険はまだまだ続くことになりそうだな。

「おそらく次は異民族の侵略じゃろう。実はわしの運勢も凶と出ておる。

となれば、おまえも安泰とはいくまい。

だが、それこそおまえの望むところであろう。違うか?

ま、楽しみに待っておれ。ではサー・ピップ、しばしの別れじゃ・・・」


グレイルクエスト第3巻「魔界の地下迷宮」

− 完 −

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